2010年3月25日木曜日

読みました! 勝間さんじゃない方の「チェンジメーカー」

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社会起業家が世の中を変える


チェンジメーカー


今回、手にとった本は、渡邊奈々さんの「チェンジメーカー」。 最近、勝間和代さんも同じ題名の本を出版されましたが、渡邊さんは社会起業家に焦点を当て、「社会問題に取組み、変革を起こす人」という意味で使われています。 ソーシャル・アントレプレナーとう言葉を聞いたことはあるでしょうか? アントレプレナーは起業家のことで、ビジネスを起こすこと。そしてソーシャルは社会、すなわち社会福祉。 この相反する2つを組み合わせ、今までの「福祉」という言葉のイメージから来る「奉仕」とは違い、永続可能な「ビジネス」として社会問題に取り組む人たちの事です。 この本では日本人を含む社会起業家18人を紹介されており、最近テレビでも紹介されていたのですが、NYのホームレスのために彼らが住むマンションをつくった女性や、国境なき医師団など有名な団体から無名の団体まで幅広く紹介されています。 各エピソードの頭にその人物の肖像写真が載っているのですが、それがすごくいいんです! その人の人となりが、物語を読む前から、その写真を通して伝わってくるようで、「誰の撮影なんだろー?」なーんて呑気に思っていたら、カメラマンはなんと著者自身! 「えっ?」と思ってよく読むと、渡邊奈々さんはNYを拠点に活動されている写真家だそうで…。なんか知らなかった自分が恥ずかしく思いました。スミマセン! 最近、ネットやテレビ、書籍で社会起業家という言葉目や耳にすることが多くなってきました。以前に紹介した「20円で世界をかえる仕事」の著者の小暮真久さんもですし、社会起業家にスポットを当てた番組がNHKで、「地球ドキュメント MISSION」が4/4に始まったり、今とてもアツい分野だと思います。




2010年3月21日日曜日

ラフロイグ買ったら、アイラ島に土地を所有できる

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2010-03-20 21.46.01昨夜は仕事帰りに、ラフロイグを買って帰りました。スコッチウィスキーの中でも、ヨードチンキ臭い事で有名なお酒です。

ヨードチンキの「ヨード」って海藻に含まれる成分らしいです。あの匂いと海藻が結びつかず、強いアルコール臭みたいなものかと思っていました。僕はこの匂い(僕にとっては薫りですね)が好きです。

ラフロイグは、蒸留所のあるスコットランドのアイラ島の海岸で、海水の混ざったピート(泥炭)を乾燥させ、使います。強いヨードの匂いの源だそうです。

そのアイラ島の土地1平方フィートを、ラフロイグを買ってWEBよりそのボトルに付いたバーコードと名前を登録すれば所有できるという、顧客サービスの一貫です。




ラフロイグ公式サイト

その顧客サービスは、「フレンズ オブ ラフロイグ」というもの。一種のコミュニティサイトで、公式ページの中にあります。

その土地を空撮した写真。


ちゃんとこのように登録すれば自分の土地がみえます。

下側の赤い矢印が私の土地の場所らしい。

なんかほとんどはみでてますが(笑)



土地区画のイメージ。


土地を所有している他の人に対しメッセージを送ったり、写真も投稿したりできます。

My Plotという緑の四角が自分で、上がフィンランドの人、右がドイツ人、左がイタリア人と国際色豊かです。当たり前か。

名前を公開するかどうかの設定もできます。



証明書まで !


また、土地所有の証明書をちゃんと名前・日付入りで発行してくれて、サイトでPDFで確認できました。

しかも蒸留所を訪ねると、土地の賃貸料としてラフロイグが1杯もらえるそう。スコットランドですけどね。

でもいつか訪ねてみたいです。

スコットランドの蒸留所めぐりなんてできたら最高だな!!

しかし、この顧客満足の高め方はとても上手なやり方だと思いました。昨日、箱を開ける前までは、ラフロイグは「幾つかあるウイスキーの1つ」でしかありませんでした。

箱をあけて、中に入っていたリーフレットを読み、そこに書かれていたアドレスを見つけてこのサイトを訪れてからです。

ラフロイグにこめられた思いを読み、蒸留所見学のビデオをみて、流れる豊富な水の流れや薪がはじけるを聞き、ラフロイグを愛する人々の写真を見ながら一杯飲む事で、自分にとってラフロイグは「特別な一本」になっていました。

クセが強いので、みんなにオススメできるウィスキーではありませんが、ぜひ一度試してみてください。また、ラフロイグ愛好家の人で、まだサイトを訪れてなければ今すぐ、見てみましょう!

2010年3月18日木曜日

そのランチ、2人で食べませんか? 〜TABLE FOR TWOという新しい寄付のカタチ

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みなさん、TABLE FOR TWO ってご存じですか? NPO法人なのですがその活動は、企業の社員食堂などでランチの中にヘルシーメニューを追加することを提案し、そのメニューに20円上乗せする、そしてその20円をアフリカの子供の給食として使う(1食が20円ぐらいらしい)というもの。貧困と肥満という正反対の社会問題を解決しようというのです。

今回読んだのは、そのTABLE FOR TWOの事務局長、小暮真久さんの「20円で世界をつなぐ仕事」。この運動、日本発のものだそうです。あまり詳しくない僕でも、なんとなく社会貢献では日本は遅れをとっているイメージがあるので、これは嬉しかったですね。

「清貧」じゃなくていい!


衝撃というか、目から鱗が落ちたのは、NPO団体だからといって、低収入である、というのはおかしいということ。私も、"低収入でも我慢して誰かのために頑張っている人たち"というイメージは持っていました。

確かに収入が低い、明日の生活がどうなっているかわからない、という状態で社会貢献など長く続けれるものではありません。また、収入がある程度ないと優秀な人材もやってきません。

アメリカでは結構な収入が約束されているNPO団体もある、というのは驚きました。収入もある程度あるからこそ、ビジネスの知識、経験が豊富な人材がその手法を社会貢献に活かせるのです。

「寄付してあげてるんだから」


もう一つ大きな問題は寄付する側の意識。寄付をした人が、自分が寄付したお金がすべてアフリカの子供にいくのではなく、団体の職員の給料や、イベントの飲み物代や、極端にいえば事務局のボールペンなどになりました、というと変な顔する人もいるかもしれません。

しかしもちろん冷静に考えれば、すべて必要であることは明白です。NPO側も寄付をしてもらうところに、そういう点からすべて説明していかなければいけないのは大変だなと感じました。

寄付はどうしても「してあげてる」という気持ちが働きます。寄付する側は、それで自分が得るものが目に見えないので、単なる"施し"と感じるのかもしれません。寄付する側も意識を変える必要があると思います。

大きな波が来ている


ビジネス感覚と社会貢献の意識。これは相反するものように思われます。しかし、この2つの融合が、今大きな波となって世界を動かそうとしています。Webのソーシャルメディアから広がるネットワーク、社会起業家、若い人達のボランティアに対する強い関心。すべてがうねりを起こして変わろうとしている、そんな事を漠然と感じていたので、今のタイミングでこの本に出会えたことがとてもラッキーだったと思いました。

ちょっとついてなかったのが、ちょうど3/14にTABLE FOR TWOの事がNNNドキュメントで放送されたばかりだった事。おしい!!もう少しこの本を読むのが早ければ間に合ったのに…。再放送は日テレNEWS24で3/21日18:30からです。CS放送なので自宅でCS放送が見れる人は見てみてはいかがでしょうか。残念ながらウチではみれません…。

TABLE FOR TWO 公式サイト

参加できるのは、企業だけでなく個人でもOK。
TABLE FOR TWOプログラムを実施しているレストランで、ヘルシーメニューを購入すると、アフリカの子どもたちの給食になるようです。
また、BOX FOR TWO というお弁当箱の販売ももうすぐ始まるようです。どんどん動いている様子がとても頼もしいです。これからも応援していきたいと思います。

2010年3月17日水曜日

ツイッターノミクス読了!

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ツイッターノミクス TwitterNomics
読了しました。この本は文藝春秋さんの企画で、ネット上でレビューをするという条件でいただいたものです。
もう、あちこちのブログでレビューされているようですね。だいたい皆さん「ウッフィー」という、この本に出てくる言葉の説明を上手にしてくれています。皆さんに習って僕もこの言葉の説明から。なにせこの本の中核になる言葉ですから。
「ウッフィー」とは、人とのやりとり(リアルでもネット上でも)で得た信頼や評判を仮想貨幣のようにとらえたものです。元ネタはコリィ・ドクトロウの小説「マジック・キングダムで落ちぶれて」に出てくるものだそうです。

この本では、Twitterをはじめとするソーシャルメディアのビジネスとしての活用方法を、著者タラ・ハントが、実践、体験に基づいた内容で紹介されています。
僕は、ソーシャルメディアの良いところは人と簡単につながれる、いろいろな情報(とりわけ、自分が欲しいと思う情報)をリアルタイムで得ることが出来る所だと思っていました。
しかし、この本を読み始めてすぐに教えられました。ソーシャルメディアのスゴイ所はただそれだけではない。人とつながりやすい・情報を発しやすいということは、質の高い情報を発したり、コミュニケーションを大切にすれば信頼や評判を得やすい、すなわち自身のブランディングにも役立つ。また、企業が利用すれば、顧客との信頼関係を獲得できるということです。

この評判、信頼関係は目に見えないものですが、にもかかわらず「ウッフィー」という仮想の通貨で例えることによって「増やす」「貯める」「使う」というふうにイメージし易くなっています。
企業が利用した場合の失敗(ウッフィーを失う)例も載っています。ウォルマートが何回かやらかしているみたいでした。失敗例を見ていて思ったのが、例えばお互い知人同士だったらゼッタイやらないような事を、企業って顧客にやっちゃうんですよね。営利組織である企業が、顧客に対して人として接することができるか・できないかでソーシャルメディアをうまく使える企業が決まるんだろうな、と思いました。
この本には、いろいろなサイトが紹介されています。有名なのはTwitterFacebookFlicker あたりですが、面白かったのはあまり日本では知られていない(僕が知らないだけかも)下記のサイトの話です。

Wine Library TV
このサイトを運営しているのは Gary Vaynerchukという人で、なぜか関西弁の語り口で訳されています。だからか、とてもエネルギーに満ちあふれた感じがしました。彼のサクセスストーリーを読んでいると、ソーシャルメディアってスゲー!!って思えること間違いなしです。(笑)

 彼自身もCrush It!というソーシャルメディアをマーケティングツールとして使った成功例の本を書いています。こちらは昨年頃話題になったようですが、邦訳は出ていません。がんばって読んでみようと思います。(さっき買っちゃいました)

moo card
ここは名刺カードを作ってくれるサイトなのですが、名刺の裏にFlickrの写真を使うことができます。しかも100枚の名刺の裏がすべて違う写真!ということもできちゃうのです。送料込みでも30$程度なので、ぜひ試してみたい! TwitterやFacebookのアカウントも載せてみたいですね。検索してみたら、2年ほど前から日本でも使われている方もいるみたいで、早耳だな〜と感心してしまいました。

まだまだ、たくさんのサイトや事例が紹介されています。読みながら、実際のサイトも確認してみると、より理解が深まると思うのでおすすめです。
しかし、僕のようにこの本読んでブログに再挑戦! て人もいっぱいいそう…。

2010年3月15日月曜日

友人と飲みに行きました。

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久しぶりの友達と大阪へ飲みに行きました。

彼とあったのは2年ぶりぐらいかな? 大学の時の友人で、昨年から経営者として頑張っているそうです。

僕は勤め人なので、彼の経営者としての立場からの目線というのはとても新鮮でした。

久しぶりにみる彼の顔は、その責任感からか、精悍な顔つきになった気がしました。

彼とマネジメントの難しさや、経営方法から家族のことなど、いろいろ話しました。彼のお父さんが昨年亡くなったのですが、その日がウチの長男が生まれた、まさしくその日だったので、これには2人とも驚きました。

他にも共通な点が、Twitterを去年から始めたことと今月からブログを始めたこと。僕は周りにTwitterやブログをやっている友人が今までいなかったので、この話は盛り上がりました!

ただ彼はブログを毎日書いているし、Twitterのフォローされている人数は僕よりもずっと多い! すごい!僕は最初の投稿書くのに3日もかかってしまったのに。

しかもさっき彼のブログ見に行ったらすでに昨日の僕とのことを書いていました。恐るべし!! 早速彼のブログにもリンクをはっておきました。

僕も彼を見習ってできるだけ続けていくぞ!ヘイ!ヘイ!ホーッ!!

2010年3月12日金曜日

記念すべき初ブログ(たぶん3回目)

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タイトルどおり、何度か挫折を繰り返しての再出発、いよいよ本気で?ブログを始めます。

ブログを書こうと思った直接のキッカケは10日に発売になった「ツイッターノミクス」という本です。こちらはまだ読んでいる最中なのですが、読んでいるそばから、「何か自分もアクションをしなくては」と思わせる内容でした。また読み終わったらレビューしたいと思います。

そもそもこの本にたどり着いた元をたどれば、やはりTwitterを始めたことからでした。日本初のAndroid携帯がでるという頃に、いろいろ情報を知りたくて始めました。はじめてすぐに思ったのは、「入ってくる情報の量が極端に増えた」ということです。そうすると、自分の意図しなかった情報が混ざってきました。

すると、「ソーシャルメディア」から次第に「社会貢献」という言葉が見えてきました。そこに至った過程は覚えてませんが、今現在、仕事をしているうちに「はたして今の状態でいいのか?」という思いがあり、気持ちが動くままにTwitterのタイムラインやブログを巡っていき、たどり着いた場所でした。

そんな感じでいろいろ見てまわり、刺激を受けたブログのうち3つをご紹介します。



日本にソーシャルメディアの風を!

イケダハヤトさんのブログ。「ソーシャルメディア」という言葉から「社会貢献」という言葉につながったのも、この方のブログがきっかけだったと思います。とても刺激をうけています。



『ソシアレ』~社会起業家的な新しい働き方のスタイル

SocialCompanyさんのブログ。題名どおりソーシャルアントレプレナー(社会起業家)からソーシャルメディアまで幅広い情報を海外メディアから紹介してくれています。英文を読むことが苦手な私には、とてもありがたいです。





寄付2.0。


書いているのはKIFFISTさん。「寄付」という言葉のイメージというか固定観念を見事に覆されたブログ。寄付といえば駅前での募金箱やコンビニのレジにある募金しか頭に浮かばなかった自分が恥ずかしくなりました。海外の事例をメインに、新しい寄付のカタチを紹介されています。


みなさん行動力、知識、情報、文章力にたけていて、本当にすごいです。自分も少しでも近づけるよう、日々アンテナをはって、(実は一番苦手なことなんですが)もっとアクションを起こしていきたいと思います。そしてまずは、自分のやりたい事をもっと固めていきたいと思います。